2017年ポンプ車操法物語
犀川分団の皆さん、そして選手の皆さん、そして、家庭を守る奥さん。長ーい、長―い今年の操法はやっと終了しました。ホントに長い間、第一消防団のために、操法の練習をしていただき、ありがとうございます。ご苦労様です。
もう2か月近く前になりますが、犀川分団の金沢市大会へ向けての練習を2回も3回も見る機会がありました。練習方法を見ていると、操法に素晴らしい歴史のある分団だと感じました。操法に勝つやり方が分団のノウハウとなっていて、それを確実に練習しながら、着実に実力をつけて来ていると感じました。たくさんの犀川分団の先輩方の積み重ねてきた歴史の重さであると思いました。
そして、6月18日の金沢市操法大会では、本当に見事な成績で優勝しました。分団の持つ歴史による強さだけでなく、今年の選手の操法のセンスは一流であると感じました。金沢市大会の立派な成績を目の当たりにして、県大会での優勝も望めると私は感じていました。そして、県大会へ向けての練習をして、金沢市の大会時の操法のピークをもう一度、1か月後に作ればいいと思っていましたが、それは大変難しいことであると気が付きました。体の疲れ、心の疲れ、さらに暑さ、仕事、雨も降りました。調整の難しさを知った1か月でありました。本日の成績には私は少し悔しい思いです。しかし、これが操法の難しさであり、底の深さであると思っています。
この体験を踏まえて、今年の操法で得たこと、悔いの残っったこと、やり残したことをもう一度チャレンジしてほしいと思います。さらに、犀川地区の防災のかなめとして、消防活動に役立ててほしいと思います。操法は優勝を目指すけど、優勝するためにやるのではなく、そこで得られたことを犀川地区の防災のために、消防団活動で役立ててほしいと思います。
さらに、消防局、中央署そして各分団には、この犀川分団の操法の練習に対して、大変なご協力をいただきました。たくさんの署員、消防団員の方にご協力いただきありがとうございます。特に、中央署の操法の指導の担当者には、ご苦労様をおかけしました。表さん、福永、山崎、加藤、松田さんには、雨の中や、夜遅くまでご指導をいただきました。格別に感謝を申し上げます。結果としては、少し残念でありましたが、これに懲りずに、消防分団員に特に犀川分団員にさらにご指導をお願いします。
最後に、犀川分団の家庭を守る奥さんには、特にご協力を頂きました。仕事、消防と忙しいときもありましたが、今日で終わりました。もし、明日もまた帰りが遅くておかしいと思ったら、団本部までご連絡ください。防衛省のように特別監察を実行して、ご報告をします。長い間ありがとうございます。 (7月29日)
石川県大会に向けて犀川分団は練習中
金沢大会で優勝した犀川分団の長い夏はまだ続いています。金沢市の大会で身体も心もピークに達した団員たちはもう一度、心を奮い立たせて頑張っています。思うように体のキレが戻らず、疲れは体にたまっているでしょうが、7月29日の土曜日に最高の操法ができる様に我慢して練習をしています。どうか、幸運の女神が犀川分団を応援してくれますように。
6月18日の日曜日、金沢市ポンプ車操法大会が消防訓練場で行われました。曇りですが、暑くもなく、強い風は時々吹いていましたが、良好なコンディションの中で行われました。ツバメも気持ちよさそうに地上すれすれを飛行中。
一番スタートの166.69点の中村分団の高得点に引き続き、2年前の石川県大会優勝の野町分団が実力通りの操法で176.96点とトップをキープ。例年の様なハイレベルな戦いとなりました。
昨年優勝の米丸分団はさすがの182.23点で逆転、そしてこのまま優勝かと思われていたところ、犀川分団の183.50点の高得点にみんな脱帽。しかもタイムも完璧であります。第一消防団の代表として素晴らしい操法でありました。
犀川分団には県大会にも頑張って頂きたいと思います。また、三馬、医王山、中村、菊川の各分団も敢闘賞で健闘しました。押野、新竪、石引分団は昨年より大きく点を伸ばして素晴らしかった。
なお、第二、第三消防団の優勝分団は小坂と安原分団で、犀川分団とともにさらに練習をして、7月29日開催の石川県大会に出場します。がんばれ!各分団!
内川分団・・・大会当日の状況
湯涌分団・・・大会当日の状況
米丸分団・・・昨年の優勝分団。選手は昨年とは変わっているが、昨年の実績と自信は大きい。明日の本番は昨年のように神がかるか?
菊川分団・・・近年実力をつけてきた分団。一昨年は失敗して13位。昨年は実力発揮の4位。心の持ち方一つで順位は大きく動くのが操法。今年はどうなるか?
中村分団・・・大会は間近に迫ってきました。集中力のある練習で、しっかりとした操法をしていました。あとは大会を目指して、微調整の段階に。
長町分団・・・まだ全体として荒削りな感じが残る。ホースの置く位置がしっかりと確認できれば、いい結果に結び付くと思う。
田上分団・・・選手の体格も素晴らしく、よく鍛えられている。もう少し、スピード感が出れば、上位へ食い込むこともできるか。
野町分団・・・野町分団の登場とともに、訓練場に張りつめた空気が流れる。選手の集中力が素晴らしい緊張感を醸し出すようだ。迫力を感ずる操法でした。
三馬分団・・・昨年3位で急上昇中である。スピードと若さがあり素晴らしい操法であります。その若さが試合の緊張感を上回われるか!?
石引分団・・・朝の練習をしている分団は4分団。早朝の4時か5時に起きるだけで精一杯でありますが、さらに運動をするわけで本当にご苦労様と思います。
富樫分団・・・朝早く起きることは、清々しい気持ちになるのですが、お昼ごろにはドッーと疲れが出て来ます。朝練の分団には特に敬意を表します。
崎浦分団・・・まだ操法に安定感が足りないように思うが、その問題点をしっかりと、とらえきれば、十分、上位進出もあり得る。少しずつまとまりが出てきた。
十一屋分団・・・指揮者の号令は気合が入っている。今日は雨で滑りやすい状況での練習ではあったが、気合が入れば、さらなる飛躍が期待される。
材木分団・・・スムーズな操法である。流れるような動きがとても良いと思う。あと、10日間はスピードアップ?正確度アップ?どのように仕上がるか、楽しみ。
犀川分団・・・大声でカウントしながらの練習が印象的である。二人の動作を合わすには良い方法と思う。底力のある分団でどのようにまとめるか、期待したい。
額分団・・・足のギブスがとれた分団長のはつらつとした表情の中に、今年の操法にかける気持ちがみなぎっている。集中した練習をしていると感じた。
押野分団・・・全体としてレベルの高い操法である。あと2週間で思うようにスピードアップを図りたいところ。
医王山分団・・・赤いスニーカーが分団員のやる気を表している。また、新任の分団長も熱い。あと2週間の仕上がり次第で上位進出も期待できる。
新竪分団・・・まだ、全体として少し粗さは残っているが、練習を積み重ねるごとに、洗練されていくものと期待が感じられる。
東浅川分団・・・メンバー全員体格もよく、馬力もあるし、そしてスムーズな操法であった。今年は何十年ぶりに期待できるかも。