<2016年金沢市第一消防団ポンプ車操法物語>
石川県の消防学校には魔物が住んでいると言われています。
金沢市第二、第三消防団が得点を伸ばせない中で、金沢市の残された米丸分団は、変なプラッシャーを感じていました。そういえば、4年前の県大会出場の時には、選手が転倒し、まったく想定外の事態が起きました。いままで米丸分団は数回県大会には出場していますが、残念ながら10位以内には入っていません。魔物がいるのかも・・・。そんな状況の中で、今回初めて敢闘賞を受賞することができました。
今回、敢闘賞を獲得できた理由は3っあると思います。まず、金沢市大会で、県大会優勝の野町分団と競り合って、勝利しただけあって、素晴らしい実力を持っていることです。
2っ目は金沢市操法大会にも多くの元分団長が観戦しに来ていますが、元分団長を始めとして、先輩、町会、家族のすばらしいバックアップがあるからです。
そして、3っ目はチームワークです。練習で選手が怪我をして、その代わりの選手として大島君が急きょ決定し、一生懸命に練習をしている姿が実にすばらしかった。結果的には短期間の練習では大会出場に間に合わなかったのですが、大島君がまじめに操法に取り組み、少しずつ上手になっていく姿にみんなが心を動かされました。また中央署の指導員も実に謙虚に真面目に指導していただきました。米丸分団の選手以外の人の力と、中央署の道下さんを始めとしての応援体制がみごとなチームワークを作り上げました。
このように選手の力、町会や家族や元分団長の力、選手以外の米丸分団の力、そして指導員の力が今日、一体となり、米丸分団の長年の呪縛を解き、敢闘賞という大きな花が開いたと思います。米丸分団、敢闘賞おめでとうございます。長い練習、ご苦労様です。
7月30日にポンプ車操法大会の県大会が開催されます。それに向けての訓練が行われています。金沢市の大会は水を出さない操法で戦いますが、石川県大会は水出しの操法の戦いとなります。
水を出すのと出さないのとは、やはりまったく異なる操法と考えた方がよいと思います。もう一度、原点に帰り、米丸分団の水出し操法を作り出してほしいと感じます。頑張れ、米丸分団!!
帰ってきた「米丸分団」優勝する。野町分団を逆転で僅差で破る。
大変レベルの高い大会となりました。全分団が150点以上ですばらしい成果を上げて頂きました。また、170点を超える分団は優勝に値する操法と感じました。
その中で米丸分団は高得点の野町分団を逆転で破ったことは、大変な努力と気力であると思います。おめでとうございます。また、2位になったとはいえ、実力を存分に発揮し、ここ数年の間、第一消防団の操法を引っ張ってきた野町分団には、残念であると思いますが、格別の敬意を表したいと思います。
この大会で思う以上に点数の出た分団、思ったほどうまくいかなかった分団、いろいろあるとは思いますが、20分団がそれぞれ最善をつくして、今年の操法にチャレンジしたことは歴史に残る大会であったと感じます。
金沢市第一消防団2016年操法大会結果
大会当日の様子 登場順
当日戦い終えた中村分団。素晴らしい操法を久しぶりに見せてもらいました。
今年は近年にない良い仕上がり状態と思います。気負わずに淡々とできれば、かなり期待できるかもしれません。
昨年の操法では下馬評では大変良かったのですが、本番は思うような操法になりませんでした。操法の難しさと悔しさを切実に感じた分団です。今年は静かに技を磨いています。雪辱なるか。
夕方から降り始めた雨は、時には霧雨のように、時には少し強めにふり、やみません。ホースがぬれる心配や、選手の転倒などを考えて、十分な練習はできませんが、東浅川はけが人も克服して、かなり安定した操法になってきました。
選手間の連携や一体感がまだ十分ではないと感じます。力はありますので、これからの一週間で一気に盛り上がっていきたいところです。
はしごのぼりを一生懸命していたので、操法は少し出遅れたように思える。ただ、近年、分団としての操法のまとまりがでて来ているので、ここから頑張るはず。
新人が多くてまだ操法としてのまとまりは万全ではないように思えたが、選手全員の体格もよく、勢いもあり、この一週間で急成長するかも。
今年は昨年と比較して、若々しく感じます。少し経験不足なところがあるかもしれませんが、まだ10日あります、進歩の余地は十分あります。期待したい。
地道な努力は必ず報われる。昨年の実績の上に、さらに今年の新たな練習を加え、さらに飛躍する年になる可能性を感じます。
さすがに昨年の石川県No.1。堂々とした操法。練習の積み重ねの結果に、素晴らしい王道が開けてほしいと思います。選手の怪我や体調不良に特に気を付けて、あと10日、進んでいってほしい。
「帰ってきた米丸分団」ヘルメットに書かれたこの言葉は米丸分団員の気持ちが込められています。そのためには、なんといっても基礎練習を徹底してほしい。
昨年2位にふさわしい、自信にあふれた落ち着いた操法を見ました。無欲でこのまま進んで、大会で力を発揮してほしい。
しっかりとした練習量があるようです。昨年と比べると、成長して、一回り大きく育ったように感じました。
新人が多いということで、まだスピード感がつかめないように思います。じっくりと慌てずに基礎練習を積んでほしい。
常勝集団で今からどのようにまとめてくるか、楽しみなところです。さすがに基礎はしっかりと出来ています。頑張ってほしい。
かなり、チームワークが取れてきて、いい感じが出てきています。2番位、3番位の村上兄弟の連携がカギとなりますね。期待できそうです。
昨年の好成績からさらに上位へのジャンプを狙っている。今からの結束次第では、かなり高位に入ってくるかも。
以前は常勝分団であったが、最近は少し元気がない。今年はかなり力をつけてきているようでダークホースとなるかも。
昨年の事は忘れて、頑張ってほしい石引分団。全体としてのまとまりが出てきた。それにしても、指揮者の津田君のおなかがもう少し小さくなってほしいものです。
昨年のリベンジに燃える富樫分団。早朝訓練はきついが、少しずつ成果が表れてきているようにも思えます。
中央署のご協力でポンプ車操法大会へ向けての指導会がありました。昨年と変わったところはないのですが、特に注意すべき点について、しっかりと指摘していただきました。これから、金沢市大会そして石川県大会と長い道のりですが、今年は全国大会へ第一消防団がシュッ常することを目指して、頑張っていきたいと思います。