加賀鳶の纏の製作や修理はすべて坪野さんに任せていて、今は安心をしているのですが、未来永劫というわけにもいきません。北國新聞に「技術の継承」についての記事が出ていましたが、とても大切なことと思います。
加賀鳶の梯子も有松の水野竹材店が製作していたノウハウをお聞きし、今は消防団が製作をしていますが、まだまだ試行錯誤しながらの製作です。また、釘などの部品も簡単に市販されているものではなく、決して順調に継承されているわけではありません。
手間のかかること、採算の合わないことは避けて、機械化して大量生産し、安さ便利さを求めてきた時代のしわ寄せがきているのかもしれません。「何とかしなければ」と、コンビニの稲荷うどんを食べながら、物思いにふけっている私です。
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